泥沼ブログ

非農家から就農して、男一人で農業所得400万・時給2000円農業を目指します

レンコンの台風の影響

先日、日本を縦断した台風18号ですがここ千葉県でも影響がありました。遠く離れた日本海を北上していたので大丈夫かなと思っていたのですが、深夜に大雨と大風が吹き、いわゆる線状降水帯のようなものが、雨雲レーダーに出ていました。

 

先日

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光で見づらいですが、手前や法面際は比較的大丈夫で、中に行くほど葉が飛んでいます

 

ちなみに違う田ですが、去年の千葉に直接上陸して丸一日暴風雨だった台風の後1週間後の写真が下。それに比べると被害は少なかったです。

 

2016年夏

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葉が飛んでしまうというのは、これから光合成するはずだった栄養源が無くなるということなので、基本的に地下茎の肥大は止まります。そういう意味では、葉が飛ぶ時期が早ければ早いほど影響が大きいということかもしれません。また、生育の盛りの時期に飛んでしまってその後高温多湿の時期が続くとあっという間に病気が蔓延するそうです。昨年の関東の不作はそういった影響があったのではないでしょうか。

師匠いわく、今回は早生系は特にもうある程度地下茎が肥大しているのでそう大きな影響はないのではとのこと。

葉が飛ぶ原因についても、肥培管理や病害管理の兼ね合い、また品種や生育の早い遅いもあるため一概には言えないような感じです。化成窒素の割合が多い田ほど弱い感じがしていましたし病気もよく出ていたような感じがしていて、台風で葉が飛んだ田もだいたいそれに沿った感じになった気もします。その代わりに夏場にたくさん光合成したので生育は早まっているため、ある程度の収量が出るのかもしれません。といって早まりすぎると今度は上がり(腐り)が速くなるため年末に掘ると収量は減るかもしれません・・・などなど。

一番上の田などは、土手だけは風が避けられるから葉が残ったのかもしれないし、農薬がしっかりかかったのが周囲だけだからかもしれないし。まだまだケースを重ねないと判断できません。加えて先輩たちの情報を取り入れながらやるしかない、という感じです。

台風だけはいつ来るか分かりません。それを予測できないため、リスクヘッジとしてはいろんな品種を植えていろんな栽培方法でやるのがいいのか・・・。できるだけ丈夫な作物体をつくるというのは一番重要なんでしょうね。

 

 

 

 

映画『怒り』をDVD借りて観た

土・日と市場出しが休み、台風も接近しているため収穫は一切せずに二連休にした。農家は自分で休みを作らないといけない。とはいえ、やらなければいけないことは溜まっていて、キツい傾斜地の草刈りとか作業場の改善とかで、結局仕事してるやんという土日になってしまった。まぁだいぶ仕事が趣味みたいになってきている自分が嬉しいやら悲しいやらである。

 

時間ができたので、以前から観たかった吉田修一原作の『怒り』の映画版を、DVDを借りて夜観た。映画館で観る予定だったのだが、思い出したときにはすでにDVDになっていた。準新作。


「怒り」予告2

 

以前原作を読んで感動、というかどんより度がハンパない作品だったが、映画もなかなかのどんよりさ。最後に希望が見いだせた人物がいたのが救いだった。人を信じられない、自分を信じられない、自信がない、という方は一度見ても損はないと思う。信じることはハイリスクハイリターンだということかもしれない。それか、勇気が大事ということか。農業を始めるのも同じかなと思う。

 

リアルに感じたのは個人的に宮崎あおいさんだった。千葉の漁港出身で歌舞伎町で風俗嬢をしていたという経歴。最初は宮崎あおいだったが、最後には顔が違う人に見えた。

 

個人的な感想としては、3人の身元不明な男に自分を重ね合わせたところがある。

地元の人にとっては、完全なヨソ者の男がふらっときて自分たちの集落の農地で1人で農作業をしている。この映画の登場人物ほど浮いてはいないと信じたいがそれでも、やはりヨソ者はヨソ者である。劇中、3人の中の一人の男が新しく部屋を借りるというシーンで、部屋の大家に「仕事は何してたの?」「その前は?」「どこに住んでたの?」と聞かれるシーンがあるが、まさに自分としてはあるあるだった。いつかも書いた気がするが、田舎ではやはり東京とは違い、どういう人間かは自治という面でも大事なのだ。ただ興味本位で聞いてるわけではない、と思う。

「素性が知れないって不気味よね~」というような池脇千鶴だったか誰かのセリフがグッサリと刺さった。少しずつ信頼を得るしかないと、最初から思っている。

しかしチョイ役に池脇千鶴とはやはりすごいキャストだ。すごい気合いの入った陣営だったのに、同時期上映のシンゴジラと君の名は。にかき消されてしまった名作だと思うので、ぜひ一度DVDでご覧ください。

 

そろそろ収入も入ってきたし、テレビをつなげたいと思っている。いや、テレビはあるのだが、この家にはアンテナがない。NHKの人も実際に家まで来てくれて、さすがにアンテナが無いのは受信料を取れないということのようだった。アンテナを買って設置するというのも手なのだが、「ひかりTV」という光回線を使って観れるものがあるようなので、それで地デジもNHKも観ようと思う。日本映画専門チャンネルも観れるみたいだし。しかしこれもケータイ会社と同じ2年縛り。2年間は月額1500円に値下げしますが途中辞めの場合は違約金がかかるというシステムらしい。2年ぐらい前にネット環境はすべてIIJに替えて、今のところストレスなく使えているのでもうこの縛りシステムは辞めてほしいのだが。

 

さて、明日からまた出荷。台風一過で暑くなるようなので、れんこんの売れ行きは落ちるでしょう。

 

時給の計算を間違えていた

半分自分用メモとして。

 

将来的な目標として、わかりやすく「年間農業所得400万円、年間労働時間2,000時間、時給2,000円」を掲げている。

今は前段階として現実的な目標で「年間農業所得300万円、年間労働時間2,000時間、時給1,500円」を目指している。そうすると、1分の給料「分給」に直せば25円になると思っていた。それは年間を通して平均したら間違いないのだが、農繁期に入って作業を詰めていくうちに、「あれ?なんかそれ安くない?」と感じるようになった。

 

農繁期(出荷日)と農閑期(管理日)で時給が変わる

これは農繁期・農閑期の違いというよりは、出荷している期間と管理している期間という分け方のほうがいいのかもしれない。つまり田まわりなどの管理作業を1分早くするのと、収穫・出荷作業を1分早くするのとでは利益が違うのではないかということである。農家の人が、管理時期はゆったりしているが、出荷作業は早回し再生のようなスピードになるのはこれが原因ではないだろうか。

収穫・出荷作業でしか売上(利益)は出ないので、これを速くできれば分給は25円より上がるのではないかという考え。

 

市場出荷の日数は僕の場合は160日。160日で年間所得である300万稼がなくてはいけないわけだ。日給で18,750円。

 

出荷日(おおよそ8月~3月の市場開市日):160/365=43.8%

管理日(おおよそ4月~7月+出荷期間の市場休市日):205/365=56.2%

 

出荷日で300万稼ぎ、管理日は0円。

ということは出荷日(期間)の実質換算年収は、6,849,315円になる。

えらいことです。出荷日の時給は1,500円の倍以上の3,424円になりました。

 

まとめ

出荷日の時給は3,424円、分給は57円

その理屈でいくと管理日の時給は0円、分給も0円になる・・・。でも時間を分母にして利益を分子にした場合はそれが正解なのか?

 

出荷の作業速度を速くすることはかなり効果があるということは確実だと思う。まず効率化を重視するべきなのは収穫・出荷作業ではないだろうか。1分の価値が農閑期と農繁期で変わるということ。

 

1分早めれば、同じ出荷作業を160日繰り返すので、

1分57円×160日で年収9,130円アップ。

10分早めれば年収91,300円アップ。

100分早めれば年収913,000円アップ。

 

頑張って効率を上げて年収100万円アップを目指そう!が自営業の合言葉です。大企業に勤めて年間ベア5000円もうらやましいですが、自営業で1分効率的にできる方法を探すのも、やりがいがありますよ!

 

 

※今回の「分給」「時給」「日給」「年収」は経費を引いた所得としての実入りとして書いています。また、作業はすべて一人でしたものとしています

 

※考え方とか計算間違ってたら教えてください

疲れたので小休止

最近ずっと働きづめだったのでなんか疲れてしまい、今日は朝から掘り取りの集中力が上がりませんでした。スタートも9時過ぎてからになってしまった。なので今日はだいぶ出荷が減ってしまいました。空いた時間で中古のポンプを見に行きました。

と、こんなことを書くと東京とは本当に生活が変わったなと思います。軽トラにも乗らないし、中古機械屋もなかったし、ワークマンもなかったし、ホームセンターも中野の島忠ぐらいしかなかったし・・・。あとは三田と門前仲町あたりにちっこいのがなんかあったか・・・。

郊外はデカいホームセンターがあるので、そこで結構みんな部材を買ってなんか作ってるみたいですよ、プロ以外でも。やはり消費するだけより何か作ったりアウトプットできれば、田舎生活も面白いと思います。じゃないと外食とパチンコだけになっちゃう。車をイジったりするのも、東京にいたときは分からなかったけど最近はまぁ気持ちは分かる気がします。都会で服買うのと同じような感覚なんですよね。

 

さて、洗い場をうまく作って効率よくしようと日々思っているのですが、今日は使っていたコンパネ(防水の板)を半分に切って台にすることで移動が少なくなり、洗い作業をさらに短縮できることに気づきました。明日試してみようと思います。1分短縮で年収9,130円アップ!を合言葉にすると、カイゼンも捗ります。まぁもっともっと「安く」カイゼンしないといけないんですけどね。最近はこんなサイトを見ています。

 

でかレンコン

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あまりに大きかったので作業を中断して写真を撮ってしまいました。手前の1本はあとで計ったら写真に写っている部分全部で4.06kg。まぁここから切ったりしてロスが出るものなんですが、結構しっぽ(向かって右側部分)でも切ってみるとそこまで上がって(※)なく、カットして出しました。、今のスーパーの価格100g98円でいくといい値段になりますよね。まぁただ市場や農協その他もろもろ引かれると農家の手取りはグーンと下がります。

 

※レンコンは時間が経過するにつれ、しっぽのほうから先端に向けて養分を送り、消耗してスカスカになって、売り物にならなくなっていきます。それを「スネが上がる」と言ったりします

段取り力がない

今日は15ケース出荷。また更新できました。「それぐらい出せれば金になるだろう」と師匠にもひとまずお墨付きをもらいました。とりあえず出荷数の報告は20ケース出せたらまた報告します。いつになるやら。

結局、集荷時間がケツカッチンなのでそこまでに逆算してやらないといけないのですが、今日は掘るのをだいぶ長めにやってしまったので、出荷調整の時間が足らなくなってしまいました。

落ち着いて作業の段取りを考えたいところではありますが、毎日作業に追われてしまっているので、やりながら考えながらで改善してくしかありません。

9時5時で働ける、とかいつか書いたような気がしますが、あれは師匠の作業で、しかも奥さんと2人での作業だからある程度時間にゆとりができるんだなと、今更一人で痛感しております。作業は早回しのチャップリンのようになってしまっています。一度落ち着いて熟慮したいところです。

市場での値段もどんどん安くなっています。安い時期には出荷を抑えられるのがレンコンのいいところなんですが、1年目の僕はそうも言ってられません。どれぐらいできるか検討もつかないので、それを確認するためにも、どんどんと掘り進めるべしです。

13ケース

今日は13ケース出せました。1ケース更新です。加えて隣町の直売所にも出していますが、多めに袋詰めできました。カイゼンカイゼンを進めています。今日は作業台を変えてみました。まぁ掘り取りもある程度量が掘れたというのはありますが。全て終わって帰宅したのが19時過ぎ。朝が7時半ごろから始めたので、拘束時間12時間になりますかね。1時間、帰宅時間を早くするのが目標です。12時間が11時間になれば、時給1500円換算にすると出荷日数170日として年収25万5000円アップです。そもそも毎日12時間働いたら疲れちゃいます・・・。このままだと他の作業もできないので、抜本的な作業変更が必要だと考えています。まぁ、6,7月がかなりヒマだったのでその分頑張らないといけないのがレンコンだし、農業全般そういう面はあるんですがね。

 

ちなみに、今日終了時点での1月1日からの作業時間は902時間。実際に体を動かした農作業とか片づけとかのみになります。このブログ書いたり、帳簿をつけたりパソコンを使っての作業や農業関係の調べもの、記事読みなどは入っていません。まぁこれから週5~6日で12時間労働になると思うので、ちょうど2000時間ぐらいにはなると思います。上半期の、夜のバイトやりながらの植付け時期のしんどさ、またその前の年、それに加えて日中の林業バイトもやってた時期からしたら天国です。ゆっくり酒飲みながらまだ21時ですけんね。

 

収穫を初めて半月程度経ちました。面積で計算しましたが、今のところ10aあたり2000kgの収量は取れている計算になります。今やっている品種はこれからレンコンの肥大が進むのでもう少し取れればと思います。

ただそこは農作物、新しい田なのでいわゆるB品もいっぱい出ますし、これから市場の値段もだんだんと下がっていきます。売り上げ的には厳しいものになるかもしれません。加えて今年は関東は大豊作のよう。果たしてどれくらいの実入りになるか・・・