泥沼ブログ

非農家から就農して、男一人で農業所得400万・時給2000円農業を目指します

農業での稼ぎ(農業所得)について

農業っていうけど、いったいどういう収入体系になっているのか?

ピンと来ない人へ、簡単に書いてみたい。正式なものは

青色申告特別控除とは?適用条件や期限、控除額・納税額の違いなど などを見てチェックしてほしい。

 

農業を始めるというのは起業

農業というのは事業であり、就農するということは起業と同じことである。これまでは、給料日に振り込まれた金額から毎日1,000円ぐらいで生活費をひねり出していた生活だったのが、一括で数万円単位のお金がバンバンと実際に自分から飛び去り始める生活になると、これが事業だというのを嫌でも感じざるを得なくなった。もっと言うと、「この払った分を絶対取り返さなければ」という覚悟が生まれてきた。だって旅行行ったり好きなもの買ったり趣味に使って楽しむ数万円じゃないからね。ただのクワとかレンコンボートとか、自分が食べるわけでもない肥料や、食べたら死ぬかもしれない農薬とかに払う何万ですから。それ以外に使い道のないものに、合計何十万も。バイトにしろ正社員にしろ、給与をもらって消費するだけの生活とはお金の使い方に対する意識が大きく変わった。まさに個人事業主である。

 

収入-経費=所得

 

これがサラリーマンでも個人事業主でも基本で、所得というのが純粋な稼ぎということになる。

 

サラリーマンやバイトの人の場合

税務上は多くの給与所得の人でも一応この形式は当てはめられていて、給与所得控除65万というのが一応、事業における経費と同じものとみなされているらしい。額面給与が年収300万(月25万)だとすると、毎月住民税・所得税・年金・健康保険・雇用保険が毎月6万ぐらい引かれて手取りが年230万(月19万)ぐらい。そこから基礎控除38万(誰でも適用)と給与所得控除の65万の合計103万がマイナスされると課税所得が127万になる。その額がまた次の年の所得税や健康保険料に影響する。

んで、これらは1社に勤めてるだけなら会社がほとんど毎月代行して引いてくれて(天引き)、源泉徴収して、年末に年末調整として余ったり足りなかったりを自動で足し引きされて12月の給与明細の額になっているはず。

 

農業とか事業をやったとき

では農業など、個人事業主となった場合はどうか。

レンコンを1年で売った金額(総収入)が300万だとすると、そこから経費が100万飛んでいったら残り200万毎月(だいたい用紙でコンビニ払いの隔月だけど)住民税・所得税・年金・健康保険をサラリーマンと同じだけ払ったとすると手取り130万

あれ!?サラリーマンよりきっちり100万も所得が低いじゃん!となる。これはきっかり、経費で飛んで行った100万があるためであり、同じ暮らしをしようと思うと単純に売り上げを300万から400万に上げなければいけないということになる。今回は経費は100万としたけど、年によっては経費が200万になることもあるかもしれない。そうするとさらに100万売上を上乗せしないと同じ暮らしはできない・・・ということになる。

 

農業所得400万を目指して

僕は今のところ農業所得400万を目指している。経費の率の目標を35%で計算すると、

 

農業収入620万 ー 経費217万 = 農業所得403万

になる。 

そこから住民税・所得税・年金・健康保険・雇用保険(※雇用保険は無いけどそれに該当するもの)を払い込むと

 

農業所得403万 - 社会保険料100万 = 手取り303万

 

うーむ。こう考えるとかなりの高所得者になったな。

でも立てる目標としてはこれぐらいないと夢がない。300万=月の手取り25万あればたぶん生活費10万で残り15万は貯金できる。農業はそんなに生活費がかからない。

そうすると1年で180万貯金できる。

僕が教えてもらっている師匠は「ハスは本気でやれば5年で小さい家なら建つぞ」と言っていた。もちろんこれはプロ級にうまく作れてうまく売れる×5年の話なので、新規で就農した僕はまだまだかかるだろう。ただここから事業努力で経費を下げて&売上を上げれば手取りが増えるし、さらに年金等をうまく払い込んで課税所得を抑えれば将来への貯蓄をした上で、来年の税金を抑えられる。(※個人事業や農業は、国民年金のほかに自分で金額を決められる年金制度がある。サラリーマンの厚生年金・厚生年金基金に該当するもの。合わせると最大月13万ぐらいの貯蓄・節税と同様になる。それはまた別記事で)

 

農業や個人事業主は、家計上何がメリットか?

比較的フレキシブルに収入を調整ができるのが個人事業主のいいところだと思う。これは脱税でも違法でもなく、ちゃんと決められた制度上だから問題は全くない。ただ線引きを自分でする必要があり、例えば個人の趣味でしか使わないニンテンドースイッチを買った費用を経費に入れたら脱税になってしまいますよ、ということである。

 

もうひとつ僕が農業を始めて思ってミソだと思ったのは、やっているうちになんとなく農業(事業)が趣味、みたいになってしまうということだ。いろんな資材や道具を見るのがお金儲け・事業に一環であると同時に、趣味のひとつとして見ている自分がいる。農家の人って結構そういう人も多いのではないかと最近思っている。そうなれば他の趣味に金をかける割合も減る。田舎では自家用車にお金をかける若者が多いが、僕は軽トラにお金をかける。それは事業用トラックなのでほとんど経費(まぁもちろん事業に関係ないファッション的な装備なんかは経費にすべきではないだろうが・・・)。草刈りも趣味みたいになってきたし、もっといい刈払機ないかなと思い始めたり、もっと効率的に仕事できる道具ないかなとか、この防水エプロンかっこいいな、とか・・・。ワークマンで買う作業着も意外とファッショナブルなものがあったりして、見て回るだけで結構面白い。

もちろん、僕自身がもともと無趣味だったところもあって、体が動かすことがまぁ嫌いではない。だから仕事が趣味みたいになってしまうのかもしれないが、そういう人がもしいたら、節約やすいという意味で、農業や個人事業という手もあるのではないかと思う。傍から見たら悲しい仕事人間と思われるかもしれないが・・・。

 

そして農業という事業は、多い少ないは別として、定型通りやって一定の品質があれば、収入ゼロが何か月も続くということはあまりないだろう。基本はミドルリスクローリターン。不作のとき、周りが出せなくなっているときはミドルリスクハイリターン。しっかり出荷できればその年は稼げる年。天災は困るけど、師匠には天災などの不作のときほど稼げるようにしとけ、と言われた。

やはり農作物というのは市場が確立していて、何より人は毎日お腹がすくということが大きな要因ではないだろうかと思う。リターンを多くするのにもリスクを減らすのにも、勉強と経験。

 

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(※この計算は独身独り暮らしの男をモデルに書きました。家族がいたり養う人がいると変わってくるだろう)

 

農閑期。

 

3月下旬からずっとバタバタと作業をしていたが、やっと落ち着いた。

このブログもずっといろいろな記事を書いてきたけど、現在残しているのはアクセスが多い記事や役立ってそうな記事だけ。農業関係の記事も書いたけど、見事にそれらはアクセスが少なかったから、主な読者は農業に関心の無い人なのだろうと思う。でもそれでいい。

このブログはこれから、そういう農業に関心がなくて、畑違いの仕事をしていたり職がなくて自営で何かを始めたいと思っているような人に向けて書こうと思う。つまり、同じことをやりませんか?という求人ブログにしていきたい。内容としては農業やお金のことも書くだろうし、僕と同じ世代(30代半ば)あたりの、仕事に困っている人がアクセスしてくれそうな記事も書くようになると思う。

 

僕がやっている作目

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農業では、作付けする品目(野菜や果物や穀物・・・の種類)のことを作目(さくもく)という。僕が今年から始めた作目というのはレンコン。他には何も作付けしていない。多くの農家さんは、コメと畑作物ちょこっととか、ネギをメインで他いろいろとか、複数の作目を持っている人も多い。僕はあまり器用でもないし、農業全般に興味があって就農したわけではないので、とりあえずレンコンだけに絞ってやろうと思う。余裕ができたりいろいろ見えてきたらほかにも広げるかもしれない。

さて、レンコンの春は定植の時期だ。他の先輩農家さんや師匠はゴールデンウイークに入る前ぐらいに終わっていたが、僕はやっとこさ先週で終わった(実際には間に合わなかったので終わりにした)。慣れない作業や予定外のことが起こるのは農業の日常で、予定を組んでもうまくいかないものだ。他のビジネスだとどうなのだろう?予定が変わってもリカバリーできるものなのだろうか?

夏の終わりぐらいから収穫になる。それまでは管理作業になるが、いわゆる農閑期に入る。レンコンというのは、植物としてはハスだ。ずっと水が無いと弱ってしまうらしい。水を切らさないことを第一に考えて管理する。

 

なぜレンコンか

なぜレンコンを選んだか。結論から言うと以下である。

  • 初期投資が少なくてすむ
  • 価格が高めで、効率よく稼げる(労働時間当たり所得が高い)
  • さらに価格が安定していて、気候による変動が少ない
  • 一人だけでやっても食っていける

同じような条件の野菜はほかにもあると思うが、初期投資が少なくて食っていける数少ない作目だと今でも思う。最近の統計で20代,30代,40代の単身者は、どの世代も約50%が貯金額ゼロだというのを見かけた。僕も同じだった。今はマイナスである。新しく農業というキツい仕事を始めようという人がいるときに、最初の初期投資というハードルで50%が足切りに合うのは率直に言って厳しいのではないか。 農業をやるべきはその貯金がない50%のほうだろう、と僕の肌感覚では思う。これを農業関係者や役場の人に言うと「資本も無いのに始めるな」と怒られそうだけど。でもみな、今のこの現実を生きているということも忘れてはいけない。

正直、レンコンをやると決めた当時は他のことをなーんにも知らなさすぎたけど(笑)。でもひとつあるのは、泥の中に入ってやる作業というのを見て、やってみて、どこか愛せるなと思ったのかもしれない。誰かが言っていた。「その作物を愛せるというのは続けるうえで大事だと思う」と。

どれぐらいの稼ぎになるのか、どれぐらい費用がかかるのか、そもそもどういう経緯で今の生活に?等は今後少しずつ紹介していこうと思う。

収入について、何十年もプロでやっている農家さんと比べるのはまだまだ早いが、非農家から来てペーペーがどれぐらい稼げているのかを見て判断できるというのは、ブログを読む人にとっても面白いかなと思う。そしてまた、面白い内容になるように書いていこうと思う。

 

僕は特段能力もなく、資格や経験もない。もちろん農業は初めてで、何もかもが全くのド素人から過疎の町に来て就農した。最初にツテがあったのが縁だった。ぜひ同じような方を募集します。僕がそのツテになれる日が来れば最高です。

さて、いよいよ就農です

ほ場の準備と役所の手続き等で追われていますが、いろいろとある程度順調に進んでおります。順調にいかないのは天候だけ。あとカラダ・・・。腰痛が怖い。

農業はまず130%ぐらいの予定をしておいて、ちょうど95%ぐらいの出来になるんじゃないかという風に感じています。

 

4月から本格的に就農となることにあいなりました。本気で売れれば400万になるというウ・ワ・サ・・・。あえて大口叩いておきます。ちょうど1年後に貯金額がいくらになってるか、いい報告ができるようにしたいと思います。

 

農業(自営業)を始めて思うのは、年収や売上よりも、重要なのは残った額(貯金額)なんですよね。給与所得だけの時代からは考えが及ばなかったですが。

 

頑張ります。

 

 

 

 

 

【Moca】カレンダーの月別ページに、週間天気を一覧表示したい!

農業やってる人はみんなそうだと思うんですが、1日で天気予報を最低でも朝晩2回は見るようになると思います。それぐらい予定が天気で変わるので、重要なことなんですよね。

そこで、スマホでの天気チェックは、いつもウェーザーニュースアプリかヤフー天気のアプリを使っていました。これはこれで便利なんですが、もっとよく使うカレンダーのアプリに一覧表示できたらなんと最高だろうとずーっと思っていました。

 

ちなみに、いつも僕が使ってるアプリはMocaというアプリ。3年ぐらい前から使ってますが、使いやすすぎたので速攻でお金払って広告を外しました。カスタマイズもしやすい。

月特化カレンダー Moca

月特化カレンダー Moca

  • aill, k.k. (JP)
  • 仕事効率化
  • 無料

 

 

そしてこれを使って、天気の表示が、できました。

参考にしたのはこの方のページ。

iPhoneのカレンダーに「絵文字で」天気予報を表示する方法(無料!) - alglab.net

 

↓ 結果

 

いつもの画面

 

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そこから天気挿入 ↓

 

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 おおぁぁ~パッと見ですぐわかる~すんげぇえええーーー

 

これほんともっと早くやっとけばよかった、と興奮したのでご紹介しました。天気はライブドアの天気を使用しているそうで、まぁエリアはそこまでスポット天気ではなくて、いわゆる気象台?があるところのデータのみです。画像に表示されているのは千葉市の天気。でもざっくりとでも、1週間後までの雨予報と気温が分かるだけで、かなり予定立てがはかどります!もちろん天気予報も随時更新されて、常に1週間後まで表示される状態です(設定とかによるかも)。

このカレンダーだけでワンストップで予定が見えるようになってとてもうれしいです。「Moca」と共にこの方法ぜひおすすめします。あまり広がりすぎるとサーバーが落ちるとかの話なのですが・・・。個人的には500円、1000円ぐらいでもお金払うレベルですというぐらい便利になりました。

 

このやり方を教えてくれたalglab.netさんには今度Amazonでアフィリエイト踏んで買い物させてもらおうと思います!ありがとうございました。

 

ちなみにMocaで

天気をその日の一番上にしたり、予定の表示の優先順位を決められる方法をご存じの方いましたら教えてほしいなぁ。

 

1足5,000円の歩き疲れしにくい天然皮革の革靴 テクシーリュクス

僕が警備員のバイトで月に20日は履いている靴を紹介します。

一度履きつぶしてから紹介しようと思っていたのですが思いのほか持ちもよくて、まぁネタもないこともありますし、とにかく知らない人に早く伝えたいというのが強かったので。

 

アシックスの作った革靴「texcy luxe」


 

 

 

普段みなさんどんな革靴をはいてますでしょうか。東京にいたときは2プライスのスーツ屋に行って、ちゃんとした革靴を株主優待券をヤフオクで買って20%オフで買ったりして節約してました。

でも今やってる警備員のバイトにいい革靴なんて必要ありません。そこでとことん安い革靴を買おうと思って、ドンキや東京靴流通センターに売ってる3,000円程度のを最初買ってみました。これだいたい合成皮革なんですよね。履き始めた初日から「あれ?なんか底がゴツゴツするな」と思ってたら3か月ぐらいで底に穴が開いてしまいました・・・。コスパは悪かったです。

5,000円弱の本革の革靴をアメ横で買ったこともありましたが、それもなんかフィット感が無くなっていって。まぁそれでも本革だったので持ちはしたのですが歩きにくかった。

 

そこでネットを調べてて評判が良かったのがasicsの作っている「テクシーリュクス」という靴でした。本革で、かつ履きやすいというふれこみでした。まぁネットで靴を買うのはサイズが分からないので不安でしたが、一回試してみるか!と思って買ってみました。これまで革靴は25㎝を買っていて(スニーカーだと26.5か27ぐらいです)、同じ25cmを買いました。

 

使用感は言うまでもなくサイコーでした。警備のバイトで歩いているのがだいたいセラミックタイルの硬い床なので、それまでの革靴(合皮のも、普通の革靴も)は仕事が終わるとすごく足からふくらはぎにかけてが痛くなっていたんですが、これにしてから大幅に緩和されました。警備中ずっとダッシュしてます。おかげで賊の侵入を許したことはたぶんありませんね。

それは冗談ですが、本当に歩きやすい。今で半年過ぎましたが3,000円の合成皮革の靴の底(ソール)が3か月で穴が開いたのに対して、テクシーリュクスはまだ少しすり減っただけ。

追記:約1年経過したぐらいで、右足の靴底のカカト部分がはがれました(プランプランしてたのではがしました)。でも他は全然平気なのでまだ使っています。穴が開いたりするのは当分先かなという感じ。もちろん使い方にもよるんでしょうがね。

さらに追記:1年2か月ぐらい経ちました。月に20日、4時間ほどの歩行でしたが、靴底がツルツルになり、雨の日は滑って危ないぐらいになってしまいました。そろそろ買い替えだと思います。

 

アッパーソール(上側)はまぁ1万円ぐらいの革靴に比べるとちゃちい感じはしますが、外側は一応天然皮革なのでオイル塗ってたまに手入れしています。合皮だとただただ剥げていくだけでしたので、それに比べると断然持ちます。

 

デザインよい

個人的にはこの製品、デザインがいいです。こういう歩きやすい革靴ってもっさりして丸っこくて少しダサいイメージでしたが、これは僕好みというかパッと見安っぽくは見えないと思います。まぁ真横から見たらソールにスリットが見えますが。

プレーントゥもストレートチップもスリッポンもあってデザイン豊富。色も黒とブラウンがあり。手入れしてたらちゃんとして見えますよ、こういう靴みたいなもんは。かくいう僕はあんま手入れできてないんですけどね。

 

この靴でフルマラソンを走らされたという拷問を受けた社員の人の製品紹介ページが、こちらにあったので詳しい説明はこちらを。

テクシーリュクス特集 ー 産経ネットショップ

でも走ってもいけなくは無いと思う。で何よりこれが5,000円前後でネットで売ってるのがすごいと思います。次も僕は絶対これ買いますね。確かに履き心地はスニーカー、というよりランニングシューズに近いですから。

 

サイズは最初に書いたとおり、ふつうの本革の革靴のサイズでいいと思います。本革だと最初はキツくて痛いけどだんだんしっくり馴染んでくる、という感じだと思うんですが、これはそんなことはなくて最初から馴染んでます。 

あの闇バイト「治験」をついに体験、でもまた・・・

昨年は「治験」にチャレンジしようとしたものの、事前説明会(スクリーニング)に行く前に挫折しました。

そのときの詳しいことは以前の記事

をご覧ください。

 

 

さて、最近少し時間ができたし相変わらず資材や農機具などもちょこちょこ買っているとお金って貯まらないもので、自分の参加できそうな日程の治験を探してみようと思い立ち、ググッてみました。今回は都内のとある某病院のサイト。ちなみに都内だと数件あるようです。

  • 医療法人相生会 臨床薬理センター墨田病院 -墨田区
  • 医療法人社団邦英会 関野臨床薬理クリニック -豊島区
  • 医療法人社団信濃会 信濃坂クリニック - 新宿区

など。

 

あまりに情報が少ないことでおなじみの治験ですが、今回調べると1年前よりなんとなく情報が増えてたような。人気になってきたんでしょうか。前は2ちゃんねるしか有力な情報が無かったのに・・・。

 

※当記事では、あくまで今回の治験はこうでしたという参考程度にしてください

 

まず治験内容を探す

早速その某病院のサイトで登録してみました。難しいことはなく、一般的な氏名・性別・生年月日・連絡先などと、既往歴・使用の薬、身長体重を入れてBMIを計算するなどがあります。

今回登録をして、見つけたのはとある「2泊3日×2回の試験」で、気になるバイト代協力費94,000円+事前検査3,000円

高いでしょうか、安いでしょうか。移動を抜いて、拘束時間で割ってみると、時給903円でした。交通費を差し引いたら・・・もっと少ないね。遠いからね。

募集人数は30名。これはもしかしたら受かるかも、という期待を持って、かつ参加できそうな日程がこれしかなかったのでポチッと説明会の予約ボタンを押下。

そして、結局、事前診断当日までなんの音沙汰もなく、本当に行っていいのかと思いながら出発したのでした。当日の朝は10時間以上の絶食。おなかすいた。

 

到着、そして説明が始まる

ついに来ました、某病院!

タクシーに乗っている時、隣を通ったことは何度もありますが、まさかこんな所で闇バイトが行われていたとは・・・

 

まず中に入ると受付があり、白衣のお兄さんに声をかけると、書類を取って説明会のあるらしき部屋に入るよう指示があります。

思いっきり僕の氏名が太字で書かれた書類を机の上から取って中に入ると、そこにはすでに20人ぐらいの若い男性陣が座っていました。

なんかこの雰囲気・・・記憶にあるな。

あれだ、昔むかし日雇い単発バイトしたときのあの説明会みたいな雰囲気だわ。つまり、集まった人は若い20代っぽい人が多く、たぶんほとんど学生じゃないかなという感じ。僕より年上っぽいような人はほとんど見当たりませんでした。とはいえ、やはりBMIや健康の基準があることもあり、見た目は健康そうな人が多かった印象でした。いわゆるボサボサの準ホームレスとか不法就労外国人みたいな人(差別的ですみません)はいませんでした。

今回の治験は「初めての方にもおすすめ!」みたいに案内が出ていたので、そういう人が集まったのかも知れません。プロ治験者みたいな人もいるそうなので・・・

 

その後、もらった書類をもとに先生たちの説明が始まります。

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(一応ブラックアウトしてみる)

この説明文書・同意文書のほか、検査のスケジュール表と、治験に対する健康被害の補償についての書類をもらいました。

検査薬についても名称と製薬会社が書いており、安心感があります。今回の治験はいわゆるジェネリックの薬(後発薬)の治験でした。後でその薬の成分名でググってみると、確かにすでに販売・処方されている薬のようです。

説明はドクターらしき人がこの写真の説明文書をもとに副作用などについて早口で説明していきます。丸々1ページ、細かい文字で副作用について表になって書いてありましたが、一言一句漏らさずに説明してもらいました。

たぶん法律で全部説明しろと決まってんだろうなというような感じできっちりと全て説明してもらったあと、ドクターから「・・・というような副作用が起こる可能性はありますが、今回の治験では可能性は極めて低いと思われます」という補足。まぁ一度世の中に出てる薬の同成分なんだから大丈夫だよな、と僕も思いました。そもそも市販の薬も副作用ってあるし。

 

募集人数→入院対象者 はかなり絞られた

そのあと女性のナースさんらしき人から、スケジュールについて説明。

予想外だったのは競争率。今回の検査に関しては、募集30名となっていて当日集まったのもだいたい30名だったようですが、今日のスクリーニング検査を通過できる入院対象者は8人。それプラス補欠が数名、との説明がありました。「あ、こりゃだめだわ」という直感が働きました。募集する治験にもよるんだと思いますが、今回は本検査に入れる人数は絞られました。「スクリーニング」、まさにふるい落とされるわけですね。30人募集なら30人がベッドに入るのかと思っていた僕は面食らいました。

 

協力費の内訳(※今回の場合)

そして協力費94,000円の内訳ですが、

 

まず事前検診は、検査をした人には全員に3,000円

     ↓

本検査合格者決定

     ↓

本検査対象者は入院日に検査 → 検査等で不参加になった人は6,000円でサヨナラ

     ↓

    入院

     ↓

入院1泊後の朝、投薬直前の検査で投薬者に選ばれなかった人は20,000円でサヨナラ

     ↓

2泊3日の退院日に14,000円

     ↓

2回目入院(同様にサヨナラがあるかどうか不明)

     ↓

2泊3日の退院日に80,000円

 

という流れだそうです。退院日にもらえるものを合わせて94,000円。検査が終わるまで厳密な体調管理とスケジュールを空けることが必要ですね。あ、ちなみに自己都合による不参加の場合は1泊した時点でも6,000円でサヨナラということでした。(あくまで今回の場合)

 

検査

その後、さきほどの冊子にあった同意文書に署名。他に2名分の署名する欄があり「後ほどこちらの担当医師の署名を入れてお渡しします」と案内がありました。

次に問診。使っている薬について聞かれます。特に何も使ってはいなかったのですが、持っている目薬のことを伝えました。一般的なドラッグストアによく売っているものだったのですが、にわかに白衣の人たちが「ん?」って感じでざわつきました。実は募集要項を見たときに目薬はOKと空目をしていたのですが、コンタクトレンズ用のものだけがよかったようです(たぶんですけど防腐剤が入ってないとか?)。成分を見られて、その目薬については今回はとりあえずOKだったようですが「なるべく使わないでくださいね」とのこと。厳しいやん。

そのあと、体温・血圧と身長体重などを計って採尿。その後ベッドのある部屋に行き、心電図と採血。ちなみに今回の採血は数mlだったと思います。スケジュール表を見たところ、本検査の採血は1回数ml×1日10回程度。全検査を通じての採血量も200ml以下だったと。献血で全血400mlに比べると「すごい少ないな」と思った記憶があります。

採血が終わると止血バンドを留めてもらい、少し経つと外して、領収書と引き換えに封筒に入った現金3,000円と、さきほどの署名にドクターの署名が入っている控えをもらって終了、退館となりました。

 帰りにラーメン屋に寄って、東京豚骨醤油のチャーシューメン大盛を食べて帰りました。結局昨日の晩から15時間ぐらい絶食でした。

 

その他

入院する部屋のフロアに大きいテーブルとイスが複数、棚にマンガとテレビがおいてありましたが、まぁ8人入院するぐらいだったら広さ的に十分なのかな。当日は30人が待ち合いしてたのでごった返してましたが。入院するならスマホいじって遊ぶとか、読書・勉強がいい気がしました。

あと説明で聞いたのは、7:00に起床してからから13:00まではベッド上で体を起こした状態でじっとしておかないといけないとのことでしたから、ベッド上で時間をつぶせるものを準備しておくほうがいいと思います。

 

3日後、事前検査の結果の連絡が来た

ここまでの雰囲気でお分かりかと思いますが、3日後ぐらいに電話が来て「今回はお断り」でした。なんとなく分かってはいましたがね。ちなみに合格者はメールが来てそれに返信するようなシステムだったようです。

説明会での説明の通り、電話では「なぜ落ちたか」「どの数値が適合しなかったか」等は一切通知されませんでした。残念ですけど、なんとなくほかに適合しそうな人がいたのでしょうがないかなという感じ。

 

検査を終えて

今回の治験は、投薬後に何度も採血をしてその成分の変化などを見る検査だったのだと思います。最初に競争率でショックを受けて、問診のときかわいいナースさんに「結構落とされるんですね」と声をかけると

「そうですね、ほとんどの方が血液検査の数値で落ちます」

という答えが。

それを聞いてなんとなく分かった気がしました。こっちからすると、治験ってなんとなく「誰でもいいから人体モルモット」的なイメージがありました。しかし検査をする側からすればできるかぎり良い検体が欲しいわけです。そのために、30人中22人には交通費3,000円を無駄になるわけですが、それぐらいはしてでも候補を多く集めて、できるだけ検査にマッチする血液なり性質を持った人が欲しいんですね。

あと個人的に感じたのは、治験をするのはあくまで製薬会社。病院はその検査を担当するだけということなんですよね、当たり前ですが。血液検査の数値にしても、投与する薬によってこの数値が高いほうがいいとか、この数値は低いほうがいいとかの製薬会社のリクエストがあるんじゃないでしょうか。実際、健康体の人向けだけでなくて病気持ちの人やメタボの人向けの治験もあるようですし。だから落とされるのも縁がなかったというか、しょうがない感が強かったですね。就活と同じですね。

 

副作用などの補償について

気になっている人も多いであろう副作用ですが、今回、治験に起因しての補償についての冊子ももらいました。死亡または後遺障害が生じた場合、国民年金・厚生年金制度の障害認定制度に基づいて何千万、労災保険基準で何百万、というように決められていました。またそれによる医療費も自己負担はありません(治験依頼者である製薬会社が払います)とのこと。入院することがあっても医療手当、働けなくなっても休業補償金が支給されます。

最初のドクターの副作用についての説明で、何%の人が同様の薬で副作用があったかが説明されました。下痢が1%、腹痛が1%、など。「重大な副作用」もあり、肝機能障害0.01%、なんとか症候群頻度不明、など。死亡するような薬ならちゃんとそう書いてるでしょう。全て書かれていたので、もしこれを見て怖くなったら本検査はキャンセルできますね。

そもそも市販されている薬にもよくよく見るとちゃんと副作用があるって記載されてます。薬を使うというのはそういうことなんですよね。

 

ぜひ治験やってみて(死んでも知りません)

以上、初の治験事前検査(スクリーニング)のレポートと感想でした。

治験というと闇バイトのイメージがありましたが、法律で厳密に管理されている検査であるという印象でしたね。なので「死ぬかもしれない検査なのに騙して参加させる」というようなイメージは都市伝説と言えるでしょう。ナースさんに言ったら怒られそうな。

また、今回の事前健康診断はあくまで今回のものであり、それぞれ治験毎でスケジュールや採血回数など異なると思います。ちゃんとした治験では必ず最初に事前説明会があると思うので、そこでそれらも確認し、自分が適合するかも確認した上で署名をすることができます。あくまでこっちは体を提供する側ですから、まぁ迷惑をかけない程度に採血だけしてみるのもいいかもしれませんよ。

これまでの人生で自分が飲んだりした薬も、すべてその前段階に同じように治験者が何人もいたのかと思うとすごい広い業界なんだと改めて感じました。興味のある人、バイト感覚でまず事前検査に行ってみてはどうでしょう。3,000円もらえますよ。拘束時間2~3時間ぐらいありましたけどね!

 

都内での治験ボランティア募集サイト一覧