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闇バイト「治験」の厳しさを知っていますか?

孤独と貧困

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厳しいというのは、実は「受けるまでが厳しい」という意味で、僕は今回治験を受ける前段階ではじかれました。ですので今回は、下調べをし、実際に予約をして、参加を見送られるまでの体験談を書きたいと思います。

 

そもそも治験とは?

治験というと、いわゆる「死体を洗うバイト」とともに高額闇バイトとして知られていました(僕の中で)。僕自身今も働いてはいるのですが仕事が単発で不定期なもので、引っ越して間もないし、生活を立て直すためにまとまった現金がほしい、そうなると治験という訝しいものにも手を出すわけです、人間は。Wikipediaによると、もともとは「療の臨床試」の略ということのようです。臨床というのは実際に人体と向き合うこと。普段僕らが患者として接してるのは臨床医療の現場なわけです。実際に人体に投薬したり施術したりする前には、多くが研究所の中で何度も何度も研究を重ね、安全性に確証が出てから世に出るわけですが、その関門として僕ら被験者が立ちはだかります(結局僕は立ちはだかれなかったんですが)。

治験には大きくふたつ

受ける側から見ると大きくふたつに分けられると思います。ひとつは、健康な人や、肥満気味・喫煙者や生活習慣の悪い人を対象とした投薬など。対価として協力費(バイト代のようなもの)が支給されます。

もうひとつは実際に病気にかかっている患者さんやガン患者の人などに、すべて手を打ったあとに施される新薬の投与などのことも治験と呼ばれるようです。その際は多くの場合に治療費が免除になるようです。ただ危険度も高い。もし受けられる人がいたら、詳しい話は現場で確認してくださいね。

一般的な治験は意外と安全ぽい

前者の治験、健康な人が受ける治験について調べてみると、それは想像より安全なイメージに変わっていきました。それまでは人間モルモットのイメージしかなく、変な薬を打たれ「失敗して後遺症残ったらごめんね、でも誓約書にサインしてもらったからね」みたいなイメージでした。本当にそんなのやってんのか?とまずそこから疑問でしたが、実際に調べて治験実施団体に登録したり病院に予約入れたり、その電話でオペレーターの人ともやりとりをしたことで分かったことをまとめます。

主にボランティアとして募集しており、報酬は「協力費」として支給されます。献血や骨髄バンクなどは同じボランティアでも完全に無償で提供していると思いますが、こちらはお金が出ます。

お薬に関してはこちらは内容としてはどの検査も、薬を飲んで採血を何度もし、採尿もし、その経過を計るというのが主なようです。一度実際に治験受付のオペレーターに「やりませんかー?」と勧められたものは、ブドウ糖の摂取の検査でその経緯を見るというテストだったようです。甘い飲料を飲んで、薬を飲んで、採血されるというテスト。

プラシーボ効果を見るために、被験者の3分の1はビタミン剤を投与するだけのものもあったり、いわゆるジェネリックの医薬品も治験を通さなくてはいけないものらしく、製薬会社が違うだけでほぼ全く同じ成分の薬を飲んだりするということもあるようです。

ただ、事前検査が厳しい

僕の場合、ですが。治験には事前検査と本検査があり、健康診断と似たようなものがあるようです。

何よりも肉体労働がだめということです。肉体労働って激しいガテン系の仕事のことだと思われている方、そうではありません。実際、僕の今の仕事内容(山仕事)を伝え、オペレーターさんに聞いてみました。

 

オペ「それでしたらbosobosoさんの場合、一週間前から仕事を休まれても厳しいと思います」

僕「そうですか・・・じゃあ例えば肉体労働ってのはどういうのを言うんですか?コンビニなんか立ち仕事ですけど」

と意地悪質問のつもりで。そうすると

オペ「そうですね、コンビニの店員さんでも3~4時間程度でしたらOKな場合もあるんですが、7~8時間の勤務ですと、厳しいです」

僕「え!重い荷物をガンガン運ぶとかいうだけでなくて、立ってるだけでダメということですか?」

オペ「そうですね~」

 調べてみると、CPK(PK)という筋肉疲労の数値が一気に上がるそうです。そしてそれが適した数値に落ちるまで数日~1週間かかる。1週間は空けますよと伝えたんですが、ダメでした。

僕「それは普段から仕事してない人が急に体動かすとか、そういうことじゃ?」

オペ「いえ、普段から動いてる人のほうがなかなか下がらないんで~」

 

との返答。なんだか健康な人を対象としているイメージが崩れたんですが。。。

僕の今している不定期のバイトは野山での外仕事で、それはちょっと不適だということで、「今度状況が変わったらお知らせくださーい」とのこと。残念ですが、簡単にはいきませんね。

他にも、食事、飲酒、睡眠時間や過去の治療など、引っかかるものはたくさんあるようです。主に1週間ぐらい前から禁酒・禁運動、喫煙は2ヶ月前から、なども多かったです。虫歯の治療も1週間前までには遅くとも終わらせましょう。体調を整えて万全な状態で受けなければいけないのです。そんなこともあって結局僕は今回の治験は諦めました。お金がほしいのもあったし純粋に興味もあったので受けてみたかったのですが。

それぐらい厳しいので安心といえば安心、ただ個人の判断で

健康体でBMIも22周辺(標準どまんなか)をウロウロしている僕としてはショックでしたが、それだけ厳しく検査しているのなら、ある意味安心なのかなと思いました。何しろ情報がないので2ちゃんねるのスレッドなど見てしまいましたが、そこまで怪しいバイトという感じではないのかなと感じました。対象者としては、普段体を動かして働いていない人、デスクワークの人、ニートの人、失業中で端境期の人などはいいんじゃないかと思いました。ただ、もちろん薬が体内に入るわけですから、それだけで副作用はありますし新薬だとリスクはあります。やるかやらないかは個人の判断です。また、一度投薬すると3~4ヶ月は別の治験はできないことになっているようです。そのあたりのことはまた、治験を一度受けてみてから書きたいと思います。

報酬(協力費)は時給800円前後から

バイト代、などというと病院側に怒られるという書きこみもあったので「協力費」としますが、こちらは相場がだいたい1泊15,000~20,000円、1回の通院で10,000円弱が多いようです。泊まりの場合は寝ている時間も含めて割るとだいたい時給800円前後。そう考えるとめちゃくちゃ割りが良いとも思えないし、ある意味安全なのかなと思えます。事前検診には交通費として3,000円程度が支給されることが多いようです。僕の見たサイトでは、「2泊3日、通院1回」「10泊11日、通院2回」などがありました。「急募」となっていたものもあったので被験者は不足してるような印象でした。

 

 

 ※追記 (2016.08.22)

↓治験、行ってみました!