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元タクシー運転手から泥沼にハマった男のブログ

30代元タクシー運転手が農家になる途中

深夜0時のバッテリーあがりの女

その他

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今日も夜は警備のバイトだった。

0時ごろ、従業員になにやら呼ばれてかけつけると、ガラスの向こう側で変な女性が何かを言っているとのこと。

外に出て当人に話を聞いてみると、

 

「すみません、エンジンがかからないんですけどどうしたらいいですかね」

 

あれ。

さっき巡回をしていて声をかけた人である。

駐車場で爆睡していて、コンコンっとやって「すみませんが車の移動を」と促した人である。

 

どうやらバッテリーが上がっているらしい。

途中で見回ったときに、一台スモールランプが点いたままエンジンが止まっていたがその車のようだ。

 

どうしたらいいんですかね、という言葉からわかるとおり、車には疎いらしい。

さらに話し方を聴いているとどうやら天然さんである。

幸い僕の軽トラにブースターケーブルが載っていたので、後で処置する旨を伝えた。

 

閉店作業が終わり、従業員を見送り、女性の車の元へ行く。

「仕事帰りなんですか」

と軽く聞いてみると、

仕事は介護の仕事をしているらしい。

2か所回っていて、昨日夜勤の後今日また別のところへ行って、

明日も夜勤だ、と言っていた。

自宅へ帰る途中、もう24時間ぐらい起きていて眠くてしょうがなかったので、ここを借りて寝ていた、と。

となりのコンビニだとずっと寝ているとお金を取られる、とも。

 

「結局6時間ぐらい寝ちゃって」

 

「スモールつけっぱなしでですか・・・まぁでもほんと眠いときは何より寝たほうがいいですよ」

 

と本当に本心からのメッセージを伝えて、ケーブルをつないだ。

 

深夜に駐車場でこんなことをしていたら、タクシー時代をふと思い出した。

こっちに来てからは、深夜の運転なんてただバイト先から家まで帰るだけのものだったから、冷たくなってきた秋風に吹かれながら、人といるのがなんだか懐かしい感じがした。また、昼も夜もない生活にすごく共感した。

 

***

 

ちょっとこっちの車を充電してからになったが無事復活して、ブースターケーブルをしまった。

「大丈夫ですか、帰れそうですかね?」

「はい、大丈夫です、あの、家までは(バッテリー的に)帰れますかね?」

「大丈夫だと思いますよ、エンジン切らないように帰ればいいと思います。バッテリーは一度見てもらうなりなんなりしたほうがいいと思います」

「あ、そうですか、それってお金かかりますかね?」

「そうですねー、診断は無料でも交換しろって言われると思いますよ」

「あ、そうですか、ありがとうございました。あの、お金とかは」

「大丈夫ですよ、僕もこないだほかの人にバッテリー上がりで助けてもらったんでw」

「あ、そうですか」

「そこから出て気を付けて帰ってください」

出口を指さして、そこで別れた。

 

***

 

別になんてことないのだが、いいことをしたはずなのになにかこの冷たい風も相まって切ない気分になってしまった。お互いワーキングプアなんだろうな、というような(いや実際はどうかわかりませんけどね)。

 

同じ深夜に会う人。

東京で0時にタクシーに乗る人と、地方都市で夜勤で疲れ切って駐車場で仮眠を6時間とる人。

あーでも今思い返せば、タクシーで乗せた人も日付が変われば大概疲れて寝てた気がするな・・・

 

***

 

僕も昨日はなぜか朝4時に目が覚めてしまって、いつもは作業の合間なんかに仮眠を取るのだが、今日はそれを忘れてしまっていた。だから夜はすんごく眠かった。

また明日は7時ぐらいに朝起きる予定。

しかしこういう無茶苦茶な生活から早く抜け出したいと思う反面、

タクシー時代の夜の混沌が懐かしく感じられ、こっちでの夜のこざっぱり感に物足りなさを感じている自分もいる。

 

こっちじゃ夜走り回る中高生のバイクも1時ぐらいまでだもんな。

六本木の虎たちが懐かしい。

 

さーあ、湯船につかって寝るぞー

 

湯船につかると本当に眠りが深くなる

 

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